通知表

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夏休み前に配られた通知表を見合い、友達は笑っていた。 「村上、なんだよ、少し劣るばっかだな」 「そういう小池も体育しか、大変良い、ないくせに、おい佐藤、お前は?」 「うん…。てか普通とか、ぶっちゃけ普通だけだな」 「へー」 「どうゆう意味なんだろ?」 「普通て事だろ……」 「そうか……」 空気を変えるように小池は笑うと 「なんだよ村上。落ち着きがありません、もう少し勉強頑張りましょうて」 「そういう小池も、運動は楽しそうですが、もう少し勉強にも力をいれましょうて書かれてるくせに。 ……ちなみに佐藤は?」 「うん……。普通、つーか普通、マジ普通、何?普通しかねーし、て書いてるな」 「そ、そうなんだ」 「どうゆう意味なんだろ?」 「普通て事だろ」 「そうか……」 シーンとなるなか、小池は笑い 「何かして遊ぼうぜ」 「いいな、何する?」 村上も笑い 「三人でバスケとか」 「三人トランプでも面白そーだぜ、佐藤は何いい」 「うん……リフティング写生水泳とか」 「佐藤……無理すんな……」 おわり
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