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「おーいアレン！」
「森にたんけんにいこうぜ！」
「えーおままごとしよ？アンナー？」
記憶を取り戻してもイマイチ変わらないアレン5歳ですお早うございます。一応転生に気付いてから２ヶ月経った。
母さんが作ってくれた朝食を食べて食器を片付けてると庭から声がした
夫人が普通に飯つくってたり、貴族令息が自分で食器を洗ってることに突っ込んではいけません！ついでに言うと、アンナの分も俺が片付けてるわ
庭に面した窓に可愛い子供がぴょんぴょんジャンプしている。友達のジャックとレオンとミーナが来たみたいだ。もちろん全員平民だ
いやぁ、正直公爵家とかに転生しなくて良かったわ。身分制度とか馴染める気がしない
その点うちの領地は本当にせいぜい地方議員の家とサラリーマンの家程度な関係性＝上下関係は無いに等しいから助かる
他所の領地ならもっと身分ははっきりしているというのは、ばあちゃん談。
ばあちゃんはなんと元伯爵令嬢なんだとか
ちなみに母さんはもとはこの領地で生まれ育った平民だ。平民を正妻に迎えられるのは男爵家だけの特権なんだぞ！と親父はそれはそれは得意げに言ってる
ばあちゃんが元伯爵令嬢で母さんが元平民なんてさ、普通に考えたらめっちゃ嫁姑問題になりそうだけどこれがまた２人はすんげぇ仲良しなんだよな。ばあちゃんと母方のばあちゃんも仲良いし
よく３人でキャピキャピ女子会？してるわ。小さい頃からそれを見てるからアレンは嫁と姑の軋轢というものを知らなかった。
ジャックは金髪碧眼なのになぜか王子様オーラが全く無い笑。やんちゃ小僧って感じだ
レオンは金髪にヘーゼルの瞳。ジャックに比べるとおとなしい性格
ミーナは茶髪にミントグリーンの瞳のちょっと勝気で元気な女の子。アンナのことが大好きで、男の子はどうでもいい！みたいなところがある
そして、前世の記憶が戻って良かったことの１つに、擬似的な大人目線で周りを見れるようになった結果、アンナの良さに凄く気がつくようになった
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