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由梨絵の話では、転勤先はもう決まっているので、引っ越した後に式を上げようということらしのだが……。
由梨絵の方も会社を辞めることになるので、出来るだけ早くにしたいということだった。
「今日もこれから、彼と引っ越しの準備をしなくちゃいけないから……。あまり遅くまではいられないんだ」
そう言って、二時間ほどして帰っていった。
残された私達が、やけ酒に走ったとしても不思議ではないだろう。
「なんだよ~、もう!」
「一人だけ幸せをつかみやがって~」
「私達にも分けろ~!」
そんなこんなで、日付が変わる頃まで飲みまくった私は、フラフラになりながらマンションへと帰宅し、メイクも落とさずにベッドにダイブしたのだった。
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