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「とりあえず、支度しなくちゃ」
私はクレンジングでメイクを落とし、洗顔料でしっかりと顔を洗う。
寝室に戻り、化粧をしようとバッグを開けると、中に小さなボトルが入っているのに気付いた。
「あれ? これって……」
それは、昨日由梨絵にもらった試供品のボトルだった。
「これ、すごく良いから使ってみて」
「化粧水?」
「うん。うちの会社で開発した化粧水でね。私も使い始めたら、高山くんに『最近、肌キレイになったね』って言われたんだ」
そう言って、由梨絵は嬉しそうに笑っていた。
「化粧水くらいでね~。そんなに変わらないと思うけど」
そうは思ったものの、せっかくもらったのだからと使ってみることにした。
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