21人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
胃に優しいお粥を持って、病室に入ると
清ちゃんは紡ちゃんを抱きしめていた。
良かった
清ちゃんがチラリと視線をあげる
あら、近づいてくるなと言いたげね
紡ちゃんには絶対に見せないだろうその表情に失笑しながらも
お粥を置いて退散する
診察は……明日でいいかしらね
ーーーーー
清正said
あれから2週間がたった
記憶はまだ戻らない
紡もどこか俺に遠慮しているような……
だが、紡からすれば知らない人にいきなり遠慮するなと言っても困るだろう
今は、耐える
もう、過ちはおかさない
俺の恋人を守る
守ってみせる
最初のコメントを投稿しよう！