1/1

13人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ

 その日は、これでもか、というくらいの大雨が降っていた。  ふと、隣を見ると、そこにはこの雨の中傘も差さずただぼーっとしている少年がいた。 「嗚呼、この雨は止みそうにもない」――それ以降、この世界で雨が止むことはなかった。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加