②「廊下の音」③「不可解なスパイ」

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②「廊下の音」③「不可解なスパイ」

◆今回(から)の御品書き ①挨拶 ②前回の答え合わせ ③「廊下の音」 ④「不可解なスパイ」 ⑤終わり挨拶 ①  こんにちは、毒肉と申す者です。  てなわけで無事に二回目なんですけど、字数が足りない時はひたすらコピペで字数稼ぎなんてのも芸が無いと思ったので、数話続けて書いちゃおうと思います。  本当はPV数的な理由で別々にしたかった訳ですが背に腹はかえられませんしね。 ②  では前回の「快適な生活」の答えを説明します。  語り手は他人の家に勝手に住んで居ます。  なんの躊躇もなく知人に話したり、警察に行くように言われても行かない理由が気にしてないからだったり、結構サイコパスで詰めが甘いです。  いやぁ、ほぼほぼ正解の推理が飛んで来てヒヤヒヤしましたよ。嬉しいですけどね。  意味怖や推理物あるある「犯人は語り手」が作者は大好きなのでこれからも書くかも?  ではそろそろ本編をどうぞ。ほんへ ③「廊下の音」  俺は今、夜中の学校に来ている。  明日までの宿題を学校に忘れてきてしまい、田舎だからか警備の甘いウチの学校は所々窓の鍵が開いており、夜中に行っても侵入出来たのだ。  普通の宿題なら「忘れました」か「朝礼までにやる」で終わるんだけど、これは明日出さないと夏休みに登校させられるし、量が多いしでそういう訳にもいかない。  俺は教室に侵入し、自分の机の引き出しから宿題プリントの束を抜き出す。  それからすぐに教室から出て、侵入した窓まで戻ろうとしていた。  すると、コツコツと足音の様な音が聞こえてくる。  怖くなった俺は震える体を抑えて真っ暗な廊下を走り抜けた。  音の主はそれに気付いたのか先程よりも早く走っている様な音が廊下に鳴り響いた。  全速力で走っていた俺はふとある事に気付く。  その時には遅かった。  翌日、俺は学校で死体となって発見された。 ④「不可解なスパイ」  現在、第■次世界大戦の真っ只中だ。  そして私は国の軍をまとめる役職に就く者だ。 「軍長!報告です!例のスパイと思しき怪奇現象が発生しました!」 「またか、はぁ……一体何者なんだ。一応聞くが銃火器や武器での攻撃や拘束・捕縛は?」 「はい!実行したのですが、その……」 「……効かなかったのか」 「はい。意思の疎通も出来ないようで、今後も調査を続ける予定ですが……」 「分かった、報告ご苦労。引き続き進めてくれ。」 「了解!」  まったく、なんなのだ。壁はまるで低い柵をまたぐようにすり抜けるし、我々を見ても何も反応を示さない。  ここに来るのは若く見える少年少女達が多い。まるで何かを怖がるかのような態度をする者も居れば、何やら楽しそうに笑う者達も居る。  今の所分かっているのは意思疎通が出来ない事、物理的干渉が出来ない事、若者(あくまで我々人間の目線からしてだが)が多い事。 そしてジロジロと施設内を見学するかのように練り歩くが、何故か機密文書を見ても興味を示さない事だ。そして何よりも許せないのが敵国の言葉を喋る事だ。  我々はこの霊障とも言える現象を研究・解消し、必ずや敵国を制圧し、勝鬨を上げなければならない。 ⑤  楽しんでいただけたでしょうか  ではまた次回お会いしましょう。さよーならー  考察!推理!歓迎!感謝!
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