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こうしてガマ子さんはめでたくお妃さまになりました。
お妃になったガマ子さんは、
たくさんの病気やケガを治して忙しい毎日でした。
ある日王子様がいいました。
「あなたの力でもっともっと多くの国民を助けられないだろうか。
いや、ガマの国だけじゃなくて、他の動物や人間も
みーんな助けられないだろうか」
王子様の言葉を聞いてガマ子さんは考えました。
毎日会える相手の数は限られているし、
わたしの脂汗も、いつまで、どれだけ出てくれるのかわからない。
どうしたらいいかしら……。
なかなかいい考えが浮かばず、
こまったガマ子さんは自分の頭に脂汗を塗ってみました。
あっ!
いい考えが浮かびました!
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