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1、失恋
1、失恋
私の名はネルケ・ルビーン。
ルビーン公爵家の誇り高き令嬢…のはずだった。
唐突だけど私には想い人がいる。
名前はジェスター・ディアマント…。
風の噂では非処女喰らいという不思議な方だけれど、私にはそこに憧れてゾクッとした感覚もあった。
日に日にその想いは薄れるどころか段々と熱を帯びて行って、好きで…好きで…。
彼に嫌われないように文字通りなんだってしたわ。
未婚の私は実際に張形で処女も喪失をし、穢れた血も拭った。
しかし結果は……。
「ゴメンね、ボクには他に女の子がいるの」
振られてしまったけどね。
貴族の私はもうお嫁に行けない…いいえ、神様に顔向け出来ない身体になってしまった。
それでも……。
あの方のことを考えるとなんでこんなにも身体が熱くなるの?
「ジェスター…、様……」
私は気づいたら自慰行為に耽っていた。
その知識は本でしか見たことがないのだけれども、こんなに気持ちの良いものだなんて思わなかったわ。
「うぅ…あっ……!」
自分の指で達した私はまだ頭の中がジェスター様でいっぱいになる。
グルグルと脳漿を掻き回される感覚がまた過ぎる。
「ホント…ダメな子ね…私…」
涙が零れてきた。
非処女喰らいの お方を愛してしまったこと。
それが叶わずに恥部を弄り、快楽を得てしまうこと。
こんなんじゃ、もうお父様にも顔向け出来ない。
「…失礼致しました」
その刹那、フと我に返ると白衣の男性が部屋に立っていた。
「!?」
私は咄嗟に あらわになっていた恥部を隠した。
み、見られていたの…?
私の顔は紅潮した。
「致しました…?。女性の恥部を覗いておいて、その反応はなんなの? この変態医師、余程の身の程知らずなのね」
「いや、失敬。覗くつもりはございませんでした」
白衣の男は一礼をすると、下卑な笑みを浮かべていた。
彼の名はアモル。
病弱な妹の専門医で顔立ちも良いけれど、性格は根っからの変人。
イロイロな お薬を作っていたりして、危うく盛られそうになったこともあったわ。
「嘘つき…、この異常性癖者!虫唾が走るわ!」
私は何かを吐き捨てるかのように彼を罵った。
それでも彼は痛くも痒くもないような目で私を見た。
「き…、気味が悪いわ……」
そればかりか私を舐め回すようにも見える。
本当に気持ちが悪い…。
すると、アモルは唐突にベッドに居る私を押して私の股を開かせた…
「なっ! 貴方、何をしているの!?」
「嗚呼、これがヴァギナ…。なるほど、本で見るよりも綺麗な色をしている…」
「………ッ!」
今すぐこの変態を蹴飛ばしてあげたいわ
でも嬉しいような恥ずかしいような気持ちに駆られて何も声が出ない…行動さえも…。
「良い香りだ…、まるで撫子の花を嗅いでいるような気分になる……」
アモルは、あろう事か私の恥部の匂いを嗅いでいて…。
「ひゃあ!!」
私の恥部に いきなり触れてきた。
しかも指で中の方を……、私は何をされているのかしら?
グチュグチュという音を立てて、もうどうしたらいいか理解できなくなる…。
「なるほど、濡れやすい体質なのだな。潤滑油は必要なさそうだ」
「い…いや…、やめて……」
「そう仰っていますが身体は正直なのですね、ネルケ様は…」
ダメ…声を出さないと!
人を呼ばないと!
この変態に乱暴されてしまう…!
「は…離して……、誰にも……はぁ…言いませんから……」
「ネルケ様……それは出来かねますね」
アモルは服を脱いで一糸まとわぬ姿になった、アモルの昂った一物は月夜を向いていた。
「そんなっ……!」
男性器なんて初めて見たわ。
いいえ、今度こそ乱暴される……
まるで奈落の底に突き落とされる感覚がした
「ネルケ様…」
私はそれを覚悟をして目を瞑った。
ところが…。
「今の私の心臓…脈を打っているのがお分かりですかね?」
なんとアモルは私の手を掴んで自身の胸に当てた。
何故そういうことを言うのかしら!?
「ネルケ様の柔肌も熱くなっております」
「そ…そんなこと……」
「さすがに御令嬢の腟内で吐精させるわけにはいかないな、万が一でも着床してしまったら厄介だ、中絶費用や身体にも負担がかかる……」
アモルは何かをブツブツと呟くと、自分の昂りに動物の腸を装着した。
避妊…のつもりなのかしら?
冷静に解釈している場合じゃないわ!
これはどう考えても犯罪よ!!
しかし私の身体は彼を受け入れたようで、蜜で滴る壺を刺激されて支配される。
「いやぁ…、そんなことっ…しないでッ……」
「その割りには…、ネルケ様は子宮口に当たって…気持ち良さそうに…していますねっ…」
アモルの動きが次第に速くなっていく…。
嗚呼…、こんなことをされたら……。
「ダ、ダメぇぇええ!!……あッ!」
アモルは私が果てたのを見計らって、自らの一物を私の壺から抜いた。
今の私はなんの契りも交わしていない男性に股を広げたまま動けなくなっていた。
嗚呼、ジェスター様…ごめんなさい。
私、本当にダメな子だわ……。
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