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僕の家族は俺を人間だとも家族だともおもっていない。存在すら認めていない。だから当然親と口をもう何年も聞いていない。最後に会話したのは俺が小学生の時に高熱を出して病院に行く途中にめんどくさいねと一言言われただけだった。 僕は家では透明人間。食事も用意されず衣服も用意されない。お金だけはあるから自分で衣服などをかい、自分で買ってきた材料で食事を作る。親はそんなことをしている僕にも無関心。なぜこんな扱いにされてるかって?それは、僕の家は知らない人はいないほどの名家だった。だから当然の如く僕が男で喜ぶと思ったが逆だったらしい。親は元々女の子が欲しいかったらしく僕が女じゃないと知った途端無関心になった。小さい頃親に抱きしめてもらった記憶など一回もない思い出もない。身の回りのことはすべて使用人にやってもらっていた。でも僕は中学生の頃から自立しようと思い使用人には僕には構わないでくださいと言ってすべて1人でやっている。別に虐待もされてない。ただ、親は僕のことを我が子だとも認識せず人間とも認識せずまるで植物のように扱う。ただ水を与えられるように金だけを渡される。お金は手渡しではなく僕の口座に振り込まれる。最初はめんどくさいなと思っていたけどもうそんなこと感じなくなった。
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