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「私、これからもずっとイオと一緒にいてもいい?」
「いてもいい、じゃなくて。俺がメェちゃんにいてほしいんだよ?」
グラスを置いたイオが、頬杖をついて私をじっと見てくる。
「朝起きられないし、目玉焼きだって失敗しちゃうもんね。今度、作り方教えてあげるよ」
クスッと笑うと、イオが悔しげに口を噤む。けれど最後には、私につられてふわりと笑った。
「メェちゃん。週末、家見に行くの付き合ってくれる?」
「いいよ。そのついでにデートしようよ。私、映画見に行きたい」
「うん。じゃぁ、約束ね」
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