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Seventh Phobia
設定集
主人公:天音 桃矢(あまね とうや)は年々酷くなる恐怖症に仕事もままならず、定職に就くことも出来ないままフリーターとしてその日暮らしをしていた。(女性恐怖症)
実家の両親から支援が切られたことをきっかけに、同じく暗所恐怖症を拗らせている幼馴染:青原 辰海と共に心療内科の集団セラピーを受けることを決心する。
都心の地下ビルに集められた6人の恐怖症患者…
心療医の女性は、各々の生い立ちを語るようにと指示をする。
互いに記憶が曖昧な幼少期が存在したことを話していく過程で、
同じキャンプに参加していたメンバーであることが発覚する。
擦り合わせた記憶の先に眠る真実と、6人の恐怖症との関係とは・・・
主人公:天音 桃矢 (女性恐怖症) age26
大学卒業後、就職した衣類メーカーで女性のいる空間で呼吸が上手く出来ないことに気付く。大学時代には触れられたら気分が悪くなる程度だったのが悪化している事実に愕然とし、職場で度々パニック症状を起こし退職となった。
物心ついた頃から女性恐怖症なので童貞。性経験はないが一応付き合った経験はある。(すぐ振られたが)
年々悪化する恐怖症に鬱々しているが、同じようなハンデを抱えても根が明るい青原の存在には支えられている。
青原 辰海 (暗所恐怖症) age26
主人公とルームシェアをしている青年。
普段が明るい分、暗闇に怯える姿は見ていられない程に悲しい。
年々、常に明るい場所でないと眠るのも無理になってしまって、常に脳が休まらず度々気が触れたような言動をとる事がある。気が優しく周囲から愛されるタイプなので、桃矢より恐怖症に関して周囲の協力を得て生きてきた。
桃矢のことは桃矢の両親に押し付けられたような形でのルームシェアだったのだが、辰海は楽しんでいる。(その事実を桃矢は知らないが、薄々気付いてはいる)
橙咲 心司 (炎恐怖症) age29
集団心療で出会った青年。炎に対する恐怖心が強く、ライター程度の火でもパニックを起こす。いつ頃から炎が怖くなったのか本人も意識はしていない。
普段は軽薄な印象のある男だが、同じような症状を持っている相手への配慮と仲間意識は他のメンバーを凌ぐ。不測の事態への行動力と反射能力がとても高い。仕事は水族館職員。(水族館なら火関係ないんじゃ?という安直な考え)
赤峰 悠人 (先端恐怖症)age23
小学生時代、教室で先端恐怖症を発症し学校へ通うことが出来なくなる。
通信教育で学習するが、長年の引きこもりで根暗な性格になってしまった。
軽い対人恐怖症もみられる。吃音気味の発声をする。
本人は拒否していたが、親に無理やり集団セラピーを受けさせられた。
表情が見えないぐらい前髪が長い。不信感が強いが、割と橙咲に対しては懐いている。小動物系の青年。
山吹 和真 (血液恐怖症) age25
色恐怖症も患っており、血液、特に鮮血に対する恐怖心が強い。(赤色)
自分の怪我でも無理だが、他人が血を流している様子を見るとパニックを起こしてしまう。普段はクール&ドライ。他人の厄介事には出来るだけ関わりたくないが、とある事故の場面に遭遇し、嘔吐し倒れてしまう。搬送先の医者に心療内科をすすめられ、渋々集団セラピーに参加。自分の恐怖症はそんなに重いものではないと、自分にも冷めた目で見ている節がある。
他人をよく気にかけてる青原や橙咲のような人間は嘘くさいと思っている。
柳 紫音 (水恐怖症) age27
物静かで目立たないタイプの青年。度のきつい眼鏡をかけている。
水恐怖症に関しては、幼い頃に溺れたような記憶がうっすらとあるがいつ、どんな時だったかは分からず、両親も口を噤んだまま亡くなってしまった。
水恐怖症自体は軽いもので、水面に顔をつけなければ大丈夫な程度。
しかし年々、水面を見るとぼんやりと幼い子どもが現れるようになり、その子どもを見ると胸が抉られるような気持ちになる。
その気持ちと恐怖症の要因を知るために参加した。
桃矢には不思議とシンパシーを感じている。
精神科医 NAME:? age:?
6人のカウンセリングを担当する精神科医。
名前、年齢共に不明。性別は女性。6人の記憶の溝を埋め、恐怖症を発症した原因を探っていく為の水先案内人。どこか影のある印象の人物。
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