雨宿り。

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雨宿り。

[すごい降ってきたな、 雨宿りして帰ろ] [ん…どうした?] [こんな場所に来るなら、来なかった] [ここ、下流の森じゃない❗️人間が居たじゃない(-""-;)] [バレなかったよ?] [雨が降ったからでしょ‼️降らなきゃ、まだ探してたわよ(`Δ´)] 少女は半分、泣き顔だ。 [ボックルが、蕗が沢山の場所があるというから来てみたら(T^T)] 蕗の葉の茂みの葉の上に2人して隠れ、少女は膝を抱いてメソメソしている。 [ごめんコロン、泣くなよ~] コロンは答えない。 [でも、ここ。凄いだろ、蕗が青々してさ!こんなにデカい 立派な葉は上流にはないぞ] [日当たりがいいんだよ、繊維もしっかりしてる。 食べるだけでなく、生地も織れるぞ] コロンという少女が、顔を上げた。 [着物も、織れる?] [織れる織れる] うんうんとうなずく。 すると、コロンが笑った。 [丈夫な葉ね。しっかりした着物が織れるね。(*^▽^*)] と葉を触り言う。  調子いいと思うが、ボックルは黙ってようと思う。 コロンは、おしゃまで喜怒哀楽が激しい。 泣き出すと、しつこい。すぐ泣く。 怒ると、うるさい。 でも笑うと、可愛いんだよな。 女心は複雑で分からんσ(^_^;)? 女の子は、全部こうなのか? 考えない事にした。 ボックルは考えて行動しない。 行き当たりばったり。 考えるのが、苦手。 [おや、小降りになったかな?] *******  [とりあえず持ち帰ろう。傘替りにさ] タンと()びはね、地面に降りた。 降りる時、葉を(つか)み落下に任せ限界まで、 しなる茎は着地と同時にバリッと2つに折れた。 [また、そんな危険な降り方してぇー] [この方が早いよ、茎も折れて手に入るし] [降りて来いよ] [ボックル~、降りれないの(>_<)] [まったく…(ー_ー;)]
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