第16話 市川さん vs 裁判長(前編)

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第16話 市川さん vs 裁判長(前編)

 今作に何度か登場した市川さんと裁判長。 二人には準レギュラーの座を賭けて、これから三番勝負をしてもらう。 作品内が最近やかましいので、沈静化を図り、 敗者には金輪際一切の出演を認めない。  気になる1つ目の勝負の内容は『段ボール早押しクイズ』。出来レース。 では、問題。段ボー…… ピコン!! おっと、先にボタンを押したのは市川さん。 さあ、答えは……『紫キャベツ』。馬鹿だ。天才だ。どっちでもいい。 この流れ、知られざるクイズ界の七定石の一つ、”初手紫キャベツの法則”! これは、簡単に言うと、 クイズの1問目の答えがかなりの確率で”紫キャベツ”であるというもの。 ピュシューン ピュシューン ババババーン ドヒューブハァー 豪快な不正解の音楽が鳴り響く。大笑いさせてもらいます。 ピコン!! ここで押した裁判長。 答えは……『紫キャベツ』。これは本当に馬鹿。 いや、待てよ。そういうことか。やはりノーベル平和賞受賞未遂者。 あえて間違い引き分けにすることで、2人とも残れるようにということか。 どんだけハートフル。『フランダースの犬』を凌駕する感動がここにある。
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