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はじまり
ここでの話は、私こと潤洲や彼女として語っていきます。
潤洲はある高校の二年生で昼は誰にも関わらないように一人隅っこで弁当を食べていて、夕方になったらコンビニでバイトするぐらい陰キャな生活をしてました。
何故、誰にも関わらないからというのは中学生の頃ひどい虐めがありましたからです。
ニキビだらけで肌を手入れしていないせいで荒れた肌を見た他の生徒が彼女を人目につきにくい場所に連れ出され、酷い罵声を浴びせられ物が紛失したり多々ありましたが最後には生徒にこう言われた“灰魔女”と。
灰魔女というのは灰は童話に出てくるシンデレラに乗っ取って灰とし、潤洲を敵として見るために魔女と表したのです。
なかなかに酷いものでした。
それらを耐えて卒業し、彼らとは会わないよう親に説得して別の高校に入学しバイトをしてお金を稼ぎ独り暮しをしたいと言ったら、両親は彼女の言わんとしてることに察してくれたのか快く許してくれました。その上、授業料や生活に関するお金は送るからと言ってくれました。
潤洲は嬉しくて今まで泣けなかった分を大いに泣いてしました。
そして、引っ越しの準備と高校の校則に破らないギリギリまでの肌を少しでも通常の人のように見て欲しいために少なからずの化粧品も買って誤魔化すようにして暮らせるように…。
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