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 しょうもない外面を守るために、家族を犠牲にする。  ダメだって分かっているのに、他人に自分の醜い部分を見られたくなくて、カッコつけてしまう。  その度に後悔して、もう止めようと反省する。  でも、それを生かせない。  簡単に根っこが変わらないから。  なんで、なんで、なんで、私がこんなにも我慢を強いられるのか、  私はいつもそう。  他人に気を使って、他人を立てる。  我慢して、自分の意思を隠して、他人との対立を避ける。  それを優しいと形容してくれる人もいる。  けど、本当は怖いだけ。臆病なだけ。  他人に嫌われるのが怖い。  要らないヤツだって言われたくない。  ここにいたい。  きっと、周りには寡黙とか、大人しいとか、真面目とか、そんな風に思われている。  間違っちゃいないけど、それは本当の私じゃない。  でも、みんなそうだ。  本当の自分でなくても受け入れてもらえたら、真実を隠して、相手に合わせる。  そうしないと社会として成り立たないから。摩擦ができるから。  それを咎めることができる人なんて、いないんだ。
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