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6月、結婚式当日の朝
広い庭に並べられた丸いテーブル
その上に花を飾りつけるアンジー
「これでよしっ!」
満足気に周りを見渡しいいった
「わぁ~素敵」
そう言って両手を広げ大喜びする
オフィーリア
「当たり前だろ!俺さまの
チョイスがいいからね」
自信満々に言うアンジー
「じゃあ私エイダのとこ行くね」
そう言って立ち去るオフィーリア
を愛しげに見つめる
その様子を見ている養母のパム
隣には友人のレティシア
アンジーが二人の元にやって来る「今日は素敵な花をご用意して
頂きありがとうございます」
レティシアの手を取り一礼する
「ふふ、あなたのご注文通りに
しただけですよ」
アンジーの手を離し笑顔で言う
「パム、それじゃみんなの所に
いくね。それでは失礼します」
そう言うと足早に去って行く
「お宅の次男坊、えっと確か…
アンジー、女性の扱い上手ね」
少し呆れ気味の言葉
「それになかなかいいセンスよ」
パムを見つめ皮肉っぽく言った
その言葉を笑顔で聞いているパム
「若い頃の誰かさんみたい…」
ボソッと呟くレティシア
思わず彼女の顔を見るパム
「ところで、ジャックは?」
慌てて顔を反らし早口で聞く
「仕事休めなかったのよ」
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