ハッピーウェディング（素敵な一日）

「…約束…」
ジャックと初めて会った時のことを思いだすサーニン
「どうかした？サーニン」
運転席から話しかけるグレアム
「何でもないよ、ジャックとした
約束のこと思いだしただけ｣
運転席のグレアムに言う
「初めて会った時の…？｣
厳しい表情に変わるグレアム
「そう！ジャックは約束
守ってくれてるよ｣
「わかってる｣
サーニンの力強い言葉に頷いた
「約束かぁ…｣
オフィーリアがボソッと呟く
そしてアンジーを見た
「何…？｣
嫌な予感で彼女を見た
「忘れてないでしょうね｣
上目遣いでアンジーを見る
「忘れてないよ！｣
ブスッとした顔で答える
「ならいいわ🎵」
上機嫌で言ったオフィーリアに
不機嫌なまま正面を向くアンジー
「ねぇ、約束って…｣
「うるさい！お前らには関係ねぇ｣不機嫌なまま怒鳴りつける
みんなの様子を笑顔で見守るグレアム、そんな五人を乗せて夜道を
家路に向かって走る車

やがてオフィーリアのマンションの前に到着する
「ありがとうグレアム
運転ご苦労様」
深々と頭を下げ言った
「僕は何もしてないよ
フーちゃんこそ大変だったよね」
「いえいえ、私も何もしてないよ
誰かさんの方が大変だったわよ」
車の方を見つめる、助手席の窓から手を振るアンジー
「フーちゃん
荷物はこれだけだね」
「ありがとうマックス」
彼の手から荷物を受け取った
「でも、あいつどうして降りてこないんだよ！」
車の後ろからみんなの方にやって来るサーニン
「かまわないわよ、グレアム気を
つけて帰ってね」
「気をつけて帰るね
じゃあおやすみなさい」
三人が乗り込み車か動きだす
オフィーリアを見て手を振る
サーニンとマックス
彼女の横を通りすぎる
その時オフィーリアを見つめる
アンジー
みんなを乗せた車が見えなくなるまで見送りマンションへ入っていくオフィーリア