光~徳川家光が愛した女子~(2)

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~これまでのあらすじ~ 第三代将軍徳川家光は御台所である鷹司孝子との仲も悪く、大奥に寄り付かない日々を過ごしていた。 家光は男色である。そんな噂がまことしやかに囁かれ、当然の事ながらお世継ぎもできない。焦りを感じたお福――春日局――が柳生宗矩に願い、彼らの策によって家光が唯一心を開く柳生志乃は駿河からの帰路で刺客に襲われ怪我を負う。 志乃を失うかもしれない。柳生は剣士の一族。柳生にいる限り志乃は戦いに身を置くことになるだろう。それでもいいのか、そう春日局に問いかけられた家光は志乃を側室として大奥に入れることにした。
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