空白の時間 ～華澄side～

後日談

それから、更に３年後の冬……。

わたしは、なっちゃんがバイトを頑張っていた、もう１つの理由を知ることになる。

『華澄、一緒に暮らそう。』

全ては、この日の為に。
二人で一緒に暮らす、未来の為に。

“なっちゃん、１人で何も言わず頑張っちゃってさ。
本当にもう…。
そんな貴女が、わたしはどうしようもなく大好きです。”

おわり