日常

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日常

 「ツバサ、飯は準備出来ているのか?」  伯父の問にボクはいつも通りに答える。  「はい、伯父さん、伯母さん、カケルお兄さんの朝食作って置きました。冷めないうちにどうぞお召し上がりください。」  「ホント、気味の悪い子ね。だから、精霊も寄り付かないのよ。」  伯母がまたボクの悪口を言い、従兄弟の翔兄さんはクスクス笑った。  「確かにこいつはウチの恥だよな、ははは。」  ボクは朝食を与えられず皆が食べ終わった食器を片付け学校へ向かう。
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