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「なんだか今日反応悪かったな。体調悪いなら断れよ。」 拓也は不機嫌にそう言い放つとベッドから出てシャワーを浴びに行った。 拓也とのセックスは強引で彼本意な行為が多くてあんまり良くない。 私には何人か身体だけの関係のお友達がいる。 拓也もその内のひとりだ。 一方、拓也も何人かそういうお友達がいるようでお互いの予定が合えば一緒に過ごす関係。 彼の良いところは会えば美味しいお店に連れて行ってくれるところだ。 かなりエリートで頭が良くトークも面白い。 ホテル直行の人もいれば、バーでお酒を飲んでからのひともいる。 セックスも人それぞれ趣向が違う。 でも道具を使ったりマニアックな行為は遠慮している。 今日は久しぶりに拓也に会ったからかいつもに増してしつこかった。 明日も仕事なのに… いつもは休みの前にしか会わないから少々無理しても、夜更かししてもいいんだけど仕事あるし…帰ろっと。 「ねー、拓也、明日仕事あるし、私帰るね。」 バスルームのドアの前まで行って中に声をかけた。 「えっ?もう?」 頭を拭きながら全裸の拓也が出てきた。 「うん、朝早いし。」 「俺も帰ろうかなー?すぐ支度するよ。タクシーで送ってく。」
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