44人が本棚に入れています
本棚に追加
さっき同じようなぽっちりの感触を俺は味わった。
顔面を覆うほどの肉じゃないが、今回の肉はやや、本当にややこんもりとしたものが口まわりに当たってた。
俺はこの女の行動の意味が分からず固まった。
そして、魂が抜けた。
そんな俺を心配して顔を覗いていた女が、何かに気付いて慌てだした。
『うわっ、ごめん。あんた怪我してたんだ、、、気付かなかった~。後で手当てしてあげる。しかし、赤ちゃんを殴るって最低だね。傷の方はもう引っ付いてるな。う~ん、斜めにスパッか。そう言えば、これと同じ左頬を殴られてスパッと扇子で切られた奴がいたな~、しかも合同演習で、でこをスパッと・・・・・』
このタイミングでそこに気付くか~~、、、。
お互い微妙な顔で見つめ合う。
『・・・。』
「・・・。」
浴室の天井から水滴がピチョンっと浸かってる湯に落ちたと同時に、言いづらそうに言葉を出した。
『…………………あんた………まさか……ヘストン副団長…なの?』
俺は躊躇しながら頷いた。
馬車馬女は躊躇なしに叫んだ。それはつんざくような叫びだ。
『////ぎゃぁぁぁーーーー!!』
最初のコメントを投稿しよう!