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しかし、こいつが女親なら補佐の俺は男親か、、、。
って事は、俺がメリッサの旦那?
「、、、。(ねぇ~わ~~、、、)」
今度はこっちが頭を抱えた。
先輩達が押し付けた仕事の山が全て無くなり、メリッサの机は未だかつてないぐらい真っ平だ。
おしめ替えから帰って来てからずっと、その机で必死に考え込んでるメリッサ。
メリッサに与えられた仕事は、呪いの術式の解除法と赤ちゃんの世話。
カリカリ進むペン先が何やら頼もしい。
この案件を解決したら、間違いなくこいつは昇進だ。
そうしたらこいつの事だ、間違いなく俺を引き上げてくれるだろう。
期待してるぜメリッサちゃん。
そう心で呟いて、通常の仕事に戻った俺。
・
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そして、1時間後―――。
『できた!!』
流石魔術省のホープだった。
「出来たのか!?」
そう慌てて聞けば、こう言い切ったメリッサ。
『人間再構築の書きだしがね♪』
どうやら全員、任せる人選を間違えたようだ。
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