閑話②人選を間違ったな。

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しかし、こいつが女親なら補佐の俺は男親か、、、。 って事は、俺がメリッサの旦那? 「、、、。(ねぇ~わ~~、、、)」 今度はこっちが頭を抱えた。 先輩達が押し付けた仕事の山が全て無くなり、メリッサの机は未だかつてないぐらい真っ平だ。 おしめ替えから帰って来てからずっと、その机で必死に考え込んでるメリッサ。 メリッサに与えられた仕事は、呪いの術式の解除法と赤ちゃんの世話。 カリカリ進むペン先が何やら頼もしい。 この案件を解決したら、間違いなくこいつは昇進だ。 そうしたらこいつの事だ、間違いなく俺を引き上げてくれるだろう。 期待してるぜメリッサちゃん。 そう心で呟いて、通常の仕事に戻った俺。  ・  ・  ・  ・ そして、1時間後―――。 『できた!!』 流石魔術省のホープだった。 「出来たのか!?」 そう慌てて聞けば、こう言い切ったメリッサ。 『人間再構築の書きだしがね♪』 どうやら全員、任せる人選を間違えたようだ。
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