〖その4-おもて〗犬の主導権を持った馬。

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〖その4-おもて〗犬の主導権を持った馬。

翌日―――。 明け方近くまでガチ公の解術をやっていた私は寝不足だ。 『ふぁぁぁ~~、、、』 そんな私を文句タレな口で見てる職場の先輩達。 私がやっていた(元々その先輩の)仕事を先輩達に返却した事と、補佐になったマイルズの仕事も粗方割り振られたせいで、自分達の仕事量が増えたという不服があるのだろう。 だが、それがオズボーン長官直々の命令なので何も言えない。 そんな自由行動の私に、騎士団を動かせるという特権も与えられた。 勿論、この特権はワイラー団長から頂いた。だから動かせるのはそのワイラー団長所属の第二騎士団だけ。 その特権を頂いた時にこう言った私。 『何か、面倒臭そうで要らない』 ワイラー団長の逞しい眉毛が情けないぐらい下がる。 横に居たマイルズが居たたまれなさそうにこう言った。 「///お前……喜べないにしても、もうちょっと気を使えよ、、、」
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