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ガタガタの潜水艦で良くここまで来たものだとリュウヤは思った。
目の前には巨大な水色と白の模様の石がある。
それがゆくっりと横にずれそこから男性が顔だす。
「後はつけられてないみたいよ。地下の最下部まで奴らは監視してないみたい。」
真帆がいうと男はうなずく。
「一応、みはっとく。」
はじめてみる服装だ黒い毛皮のベストに黒いズボン、腰と背にソードをもっているので戦士だろう。
「シオンの犬に言っておく。我々の仲間はあんた体をさかれ、肉親を殺されたものが多数、すべての者がお前を歓迎するとは思うな。」
片方の刺青が入った目でひとにらみしていった。
「気にしないで、ステラは昔のひどい実験の時の生き残りなのよ。」
シオンは人と物との融合を試みた
それは残酷な実験で体の一部も失った者も多い
リュウヤの監禁がすごくなったのはそれからだ
監視システムの破壊の仕方も、ゲートの操りかたも知らないはずの機器のこともリュウヤにはわかった
かけだった、自分が恨みをかうのは承知で謝りながらプロジェクトにくわわった
そしてすべてのシステムを把握したころ、大爆発を起こして
逃がせる人々は逃がした
「憎まれて当たり前だ、俺も関係者だからな....」
「感謝してる人もいるわ、あなたをここに連れてくるように指示した人もその一人よ。私も怨みごとぶつけられる。」
真帆につれられ中にいくと白い馬がすうとういた。
そこは昔、散歩に出掛けたシティーのように花にあふれていた
「あの大きな木がここを支えているのよ。」
中心に大きな幹がある
地下ずくとそれは巨大な切り株に無数の細い木々が絡まるようにはえていた
そこの前に老婆が立っていた
「無事についたようじゃな。殺されていなくて良かった。」
リュウヤの手を握る
「そなたに会わせたい子らがおる。もうすぐ戻ってくるじゃろう。とにかくお入り、真帆もゆっくりしておいき。」
入り口にはドアない
「おどろくよねここにくると。私も来たときはおどろいたもの。」
木々や草花をみたことがないわけではないが長く離れていた
「これが地下?」
「ここは最下部でもさらに深い所にある。昔はこの周辺は高い山々に囲まれていた。山々よりはこの古木は高くないじゃから森のようじゃった。もう子孫を残すだけで親となった古木、この木は死にかけておる。」
そんな資料あっただろうかと考える。
「そなたらの知る歴史にはないだろう。我々はここや魔力が強く秘める場所は抹消してきた。上の連中は忘れているだろう、いつかばれて占領されるじゃろうが。力の泉が森が上の連中に枯らされ、切られもうこのシティーには聖なる使いの獣は私らにつくしてくれているユニコーンの一族だけじゃ。これがどういうことかわかるかい?」
「作ればいいのでは?」
「作れないさ、わしらに生命を作る力などない。上の連中は作れるようだが人が管理しなければそれらはなくなる。自然や魔力の源が育つ場所はすべてがリィー様のお恵みじゃ。」
老婆の言葉が一つ一つしみていき今までみたことない物が見えた
光のつぶ
この木を囲む木々に流れる水
頭が痛むのは傷のせいだけではないようだ
「少し休みなさい。追ってはこないよまだまだあたしらの力は落ちていないからね。」
優しく誰かに手を引かれたのまでは覚えている
リュウヤは水がゆれ光がゆれる空間にここちよく溶け込んでいった。
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