よる(その3)

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よる(その3)

 そうだ 「わがはい」 と 名前を付けようとしたはずで そういう風な 過程をたどった気がする。 だけど 何か違う。  何が違うかと 言うと その三毛猫は 確か メス猫だった気がする。  それで 「わがはい」 は ダメだったので 色々と悩んだあげく とことん悩んだが 出てこず 途方にくれかけていた。  そうしたら 確か 黒いクレヨンが 出て来て そうだ 「クレヨン」がいい 「クレヨン」にしようと 決めたのだった。  ボクは 三毛猫にクレヨンと 名付けて とても喜んで 浮かれて しまっていた。  そういう 「クレヨン」 との 出会いだった。
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