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…??
巡は目を擦った。
いくら、擦っても目の前の出来事は変わらない。
「萌えイベントキターッ!!!」
パシャパシャ…
パシャパシャ…
巽は一眼レフで連写をした。
「巽さんよ」
「なんでしょう、巡さん」
「なんですか、あれは」
「何ってキスですね」
巡は巽から一眼レフを取り上げた。
「えっ、返してw」
「んなことはわかってんだよ。なんでキスしてんだって聞いてんだ」
「聞いたでしょ?王道くんが無理して笑うなって言ったんだよ。副会長は作り笑いを今までに気づかれたことがないから、それが嬉しかったんだろw」
いやいや。
「あいつの作り笑いなんぞ、とっくの昔にバレとるわ」
「それは言わないであげてw」
ケラケラと笑い転げる巽を冷たい目で見てやると、
バキッ!!
「何すんだ!!」
と、桃李は出雲を殴った。
殴られた出雲はそのまま気絶してしまった。泣き叫びながら、桃李はどこかに行ってしまった。
…なんだ、これ。
朝から濃いものを見たわ。
まぁ、桃李は勝手に理事長室にでも行くだろ。問題は、
「副会長、どうすんだ?」
「www」
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