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桃李が嬉々として扉を開けたーーー
「きゃぁぁぁぁぁ!!」
「武蔵様よ!!!」
「藤堂様もいるわ!!!」
「珍しい!!!」
はい、この歓声である。
耳栓をしてもうるさいほどの歓声。
「なによ!あの根暗!」
「二人に近づかないでよ!」
「綾瀬巡もいるよ!!」
お前らは女子か。
「〜〜〜っ!!」
▷耳栓をしていない桃李に1000のダメージが!!
「なんだ、この歓声!!」
うん、分かるよ。
なにって思うよな。
巡の鋭い目つきがチワワたちを見捉える。すると、歓声は収まる。
「さすが、巡!怖い目をしてるからねw」
巽がそう言ってきた。腹立つが、事実なので否定はしない。
「食堂イベントってこの歓声か?」
「違うよ〜。まっ、後々分かるよw」
一同は端っこのテーブルに座る。タッチパネル式で、メニューを注文する。
ちなみに席は…
巡 巽
ーーーーーー
響 桃李
である。
「A定食」
「…ラーメン」
「ステーキ」
「オムライス!!」
上から
巡
響
巽
桃李
だ。
「やっぱり、王道くんはオムライスなんだねぇw」
「おい、約束忘れてねぇんだろうな?」
「はいはい、俺の奢りですねw」
注文すると、すぐにウエイターが料理を運んできた。
お礼を告げて、楽しい、楽しい昼飯の時間だ。
「相変わらずここの料理はおいしいねー」
巽がそう言う。それは同感だ。
それぞれが美味しい料理を頬張り、楽しんでいる。
その時だった。
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