3人が本棚に入れています
本棚に追加
夜。
はるとを寝かしつけたあと、市役所でもらった保育園の資料を開き、相談員の人との会話を思いだしていた。
「保育園は待機児童が多いですからね。
かなり待つことになると思いますよ」
「そうですか、とりあえず申し込みだけしておきます。」
「どこに勤めておられますか?」
「え?まだ勤めてないですけど」
「それなら申し込みできないですね。
勤め先が決まってからでないと…」
そんな…
幼児がいて働けないから、保育園に申し込みするのに、
働いてないと申し込みすらできないなんて、本末転倒だ。
ひとり親が優先されるのは仕方ないかもしれないけど、
夫だけの収入じゃやっていけない。
生活費がせいいっぱい。
将来、はるとにどれだけお金がかかるのか、果てしない金額だろうから、
少しでもわたしも働いて、教育費として残していきたい
もう少しすれば、幼稚園に入ることができるけど、幼稚園は帰る時間が早いから、働ける場所があるかどうかもわからない。
いろいろ考えてたら、疲れて眠ってしまっていた。
最初のコメントを投稿しよう!