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選んだ理由
朝
うっ、のどが痛い。
風邪ひいたかな。
「こほっ!ごほんごほっ」
「ママ、おせき、大丈夫?」
「うん、大丈夫よ、風邪、はるとにうつすと大変だから、ママの近くに来ないでね」
はるとは無言でキッチンに向かった。
なにやらゴソゴソやってる
何やってるんだろ、
散らかして、これ以上用事増やさないでほしいな
しばらくすると、マグカップに何かをいれてもってきた。
「はい、これ飲むとお熱さがるよ」
あ、
はるとが自分で注ぐことができるように子供でも持てる冷水ポットに、スポーツドリンクを薄めて入れてたんだっけ
はるとが熱っぽいとき、水分補給に飲ませてた。
マグカップを受け取って飲む。
「ありがとう、おいしいわ」
散らかして用事増やさないでほしいって思ったこと、反省した。
愛おしさで胸がキューンとなった。
「はるとは優しいね。
ママの子供に生まれてくれてありがとう」
はるとはうなずき、わたしが飲む様子を満足そうに見ている。
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