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大妃へ相談
「媽媽、医官をお呼びしました」
早速医官に汁物を見せると、やはり
毒物が入っている事が分かった。
「何の毒なのかか調べて参ります」
「分かり次第報告を」
医官が外に出た後、ナユン尚宮と共に
大妃がいる場所へ向かった。
「大妃様、急な訪問になり申し訳
ありません」
「どうしたのだ、体調が悪くなったか?」
「いいえ、実は・・」
食事に毒物が混入していた事を報告すると
表情が一気に険しくなった。
「何と!もしやそれを飲んだのか」
「直前で器が黒くなったので飲んでは
いませんが、もし口にしていたらと
思うと恐ろしくなります」
「殿下に報告は」
「もし私が伝えれば殿下は関わった者
全てに拷問を行い、冷静な判断が
出来なくなると思い伝えておりません」
淑媛の意見を踏まえ、大妃は自ら殿下に
この出来事を伝える事にした。
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