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尚宮の驚き
「殿下、朝です。起きて下さい」
「ん、そうかもう朝・・。
もしや、私はそなたの膝で
寝てしまったのか。すまない」
「いいえ、私も眠ってしまったので
起こせず申し訳ありませんでした」
殿下に挨拶をした後、報告する為に
至密尚宮の所に直ぐ向かった。
「この時間まで殿下と一緒だったのか。
本当に困ったお方だ。ソア今日は
休みなさい。ろくに寝れてない
だろう」
「ありがとうございます。失礼
します」
報告が終わった後、ソアは部屋に
戻り眠る事にした。
その頃、至密尚宮は提調尚宮の
所へ行き殿下の件を報告した。
「なんと!殿下がソアを熙政堂に
留まらせたのか。側室も入れない
あの殿下が。これは大妃様に
報告せねば」
提調尚宮は報告する為に急いで
大妃がいる場所へ向かった。
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