仕事へ

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「体調には気をつけなさい」 「ちゃんとご飯も食べるのよ。 それから・・」 「母上、私もう10歳なんだから 大丈夫よ。集合時間があるから 行くね。父上、母上行ってきます」 ソアは両親に別れの挨拶をした後 これから働く場所へ向かった。 朝鮮王朝時代、この時代には 両班・中人・常人・賤民4つの 身分があった。ソアの家系は常人で 色々な野菜や果物を育てていた。 農民は常人の中でも位が高く 恵まれていたが、それでも生活は 厳しい為、ソアは女官として働く ことにしたのだ。 「見習い女官のソアです」 試験に合格した証明書を従事官に 表示し、宮廷の中に入った。 「今日からあなた達は見習い女官 となりました。気を引き締めて 行動するように」 「はい、提調尚宮様」 見習い女官はまだ位がないが 内命婦に属している以上その規則に 従う義務がある。 これからソアを含む見習い女官は 規則・作法・女官に必要な技術を 尚宮から学んでいく。 希望と不安を胸に、今日から生活 する場所へ向かった。
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