33人が本棚に入れています
本棚に追加
漫研に行っていた宮子が来て、美咲たちは歩いて帰った。
みこと亮は鍵の返却に職員室に行ったが、先生はどこかに出掛けたらしく居なかった。
「また何か買いに行ってるのかもなあ」
「今度は毛布と枕かも知れないね」
今日もバスは混んでいる。カーブを曲がる度、みこはわざと亮にくっついた。そんなみこを亮はしっかりと支える。
「亮、今日もオアシスでなんか食べて帰りたいけど、いいかな?」
「うん、俺も腹減った。寄っていこう!」
2人は途中でバスを降り甲陽園駅近くの阪急オアシスに向かった。
みこはもう亮に緊張しなかった。眠たいけど寝ずに喋っていたい、亮とずっと一緒に居たい。
そう思うようになっていた。
最初のコメントを投稿しよう!