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亮
〔親子か?親子なのか?〕
美咲
〔まさか、真知子先生は高校生の娘が居るような歳じゃないよ〕
まどろみ子
〔宮前という苗字はやや珍しい〕
〔親戚という線は有り得る〕
泉
〔先生は見た目は若いけど実は結構歳くってるという線に一票です〕
「お前たち、急にスマホを弄り出して何やってんだ?私も混ぜろ」
「い、いや、先生と生徒会長の苗字が同じだと思って」
「ああ、そのことか、生徒会長は私の隷だ」
「違います、私は先生の姪です」
なるほど、先生が生徒会に対して強気なのはそういう訳か。雑な先生の姪っ子が生徒会長とは。つまり、この活動確認は形式だけというわけだ。
だからと言って手を抜こうとは思わない。聴いてもらう以上ちゃんと演奏する。
副会長と書記も揃い、同好会として正式承認されるかどうかの確認が始まった。真知子先生は聴きながら満足げに頷いている。生徒会も思っていたより良い演奏に聴き入っている。
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