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第48話 策士宮子
「おはよ～！美咲」
「おはよう、宮子。ポテトご飯美味しかった？」
「うん、昨日は新たな食べ方を見つけたの！聞いてくれる？」
「う、うん、良いよ」
きっと朝から胸焼けしそうな話だとは思ったけど、少し興味があった。
「ポテトに青ノリをまぶしてからご飯にのっけて、すこ～しお醤油かけて海苔で巻いて食べるのよ！美味しかった～、今度試してみてね！」
嫌だ、とは言えないので「わかった～」と答えておいた。絶対に試さないけどね。宮子の味覚は普通じゃ無いなあ。
「そうそう、昨日亮に千歳さんのことを聞いたよ、って香風に言っといたほうが良いと思うの。いきなり亮がなんであいつらに話したんだって香風に詰め寄ったりしたらややこしくなりそうでしょ？」
確かにそうだ。同好会で揉め事は嫌だ。
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