第48話 策士宮子

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 学校に着くとすぐに3組に行った。 「香風さん居ますか~。お伝えしたいことがありますので至急廊下まで~、繰り返し…」 「なによ?」  背後から声がした。登校して来た香風だ。少し怒ってる。 「昨日亮くんに千歳さんのこと聞いたよ~」 「亮からメッセージ来たから知ってるわよ。あいつからメッセージ来るの1年振りくらいだったから、すぐにそんなことだと思ったわ」 「そうなんだ~、怒ってる?」 「別に。亮もわたしたちの仲が悪いと、なんでだ?って事になって、いつかはバレることだろうって納得してた」 「そうだよね~、良かった」 「それよりも、弱みってなんだとしつこく聞かれたわ、ホントに言って無いでしょうね?」 「言わないよ~」  宮子は真顔になった。 「あたいを信用出来ないっての?」  あたいって…昨日からこれは何のキャラ?
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