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「あ、そうだ、メッセージしてるならID教えて~、聞きたいことがあったら校舎裏に呼び出すから~」
「わ、わざわざ呼び出さなくてもメッセージでやり取りすれば良いでしょっ」
「バレたか、香風さんあったま良い~」
あたしもIDを交換した。宮子は少し嬉しそう。地下アイドルとID交換出来て嬉しいに違いない。これも宮子の目的だったのかな?だとしたら策士だなあ。
「今日は同好会来るの?」
「行くわよ、今後の方針決めるんでしょ?勝手になんかやらされるとかになったら嫌だし、居眠り少女ともう1人のピアノ弾きにも顔合わせしとかないとね」
その辺は律儀なんだ。まどろみさんやお嬢は香風とうまくやってけるかなあ。
「じゃあ放課後ね、迎えに来なくて大丈夫?いきなり部室に入れる?みんなとうまくやっていける?」
「馬鹿にしないで、子供じゃないんだから大丈夫よっ。アイドル活動で人とうまくやってく術は身に付けてるわ」
「香風さ~ん、声大きいよ」
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