第61話 さあ連休だ

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 背が高くイケメンの亮と美人のみこが並んで歩くと人目を引く。  部室では肩を寄せ合う2人だが、廊下で手を繋ぐような目立つことはしなかった。そもそもまだ、どちらからも告白はしていない状態なのだ。  部室に戻ると、お嬢による熱血歌唱指導が行われていた。 「さっき「今日はここまで」と言っていたけど、また練習始めたんだ」 「そうなのよ、お嬢の熱血スパルタ指導よ」 「香風さんっ、私語を慎みなさいっ」 「ひいっ」  下校時間が来るとみこは譜面を配り、連休明けまでにどこでライブをやるかを考えて来るようにと言った。  明日からは香風は連休後半の地下ライブに備えて午後からダンスの練習、お嬢も午後からピアノのレッスンがある。 「じゃあ同好会は午前中に顔出せば良いんだね~。今日は終了?美咲、お嬢一緒に帰ろう~」  顔を出すって…宮子は当たり前のようにここに居て、歌唱指導にも手拍子で参加してるけど、漫研のほうは大丈夫なの…?
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