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「でもまどろみさん、誰かが亮に告白する可能性だってあるのよ。早めに「付き合ってる」って言える状態にしといたほうが良いかも知れないよ~」
「う、うん…告白…」
まどろみさんは顔を真っ赤にして考え込んでる。
「まあそれで亮くんが他の人と付き合ったら…」
宮子は立ち上がった。きっとあれを言うんだろう。
「あたいが許さないっ」
やっぱり。
「わたしも許さないわよ。また千歳みたいな…ぐえぇ」
あたしは香風の腕を捩じりあげた。まずい、まどろみさんに聞かれたかも…。
「告白…亮に」
あ、良かった、まどろみさんまだ考え込んでる。
「じゃあ私は漫研に行ってくるね~」
「いってらっしゃ~い」
宮子は漫研に向かった。
「千歳…?」
みこの呟きには誰も気付かなかった。
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