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まどろむ美少女♪
寝顔がかわいい♪
たまに涎が出てるけど♪
それもまたかわいい♪
『曲まで出来てるっ』
でもダメよ。涎って、さすがにまどろみさんも怒るよね。
「亮、素敵だ」
バカップルが現れた。
「却下よ却下。こんなの皆の前で歌えるわけ無いじゃない。何考えてんのよっ」
再びどんよりとした空気になった。
「歌詞作りって、難しいな…」
「うん…」
「漫研終わったよ~」
宮子が入ってきた。
「歌詞作りは菓子作りのように甘くないよね…なーんてね」
宮子、また覗き見してたのね。
「甘い愛の歌と言えばカジヒデキの「甘い恋人」しか無いでしょ、MISIAじゃなくてカジヒデキのほうよ」
「あ、あの曲良いよね、歌えるよ」
亮がギターを弾き歌い始めた。
「♪朝…(著作権)」
なにこの歌。甘い。甘過ぎる。
デトロイトメタルシティって漫画が実写映画化されたときの曲…昔の曲だけど宮子が知ってるのは漫画絡みだからだ。でも亮とまどろみさんにはピッタリかも。
「なるほど、良い歌だな。こんな歌詞を作れたら良いんだが」
「考えてみるよ」
「うん!頼んだぞ亮、北高祭に間に合わなくても作ってくれ」
北高祭はコピー曲を3曲に決まった。
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