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第75話 千歳の動き
「香風~、おはよー、便秘大丈夫?」
翌朝、教室に入るとわたしは西中の時からの友達に声を掛けられた。真知子先生のせいで便秘キャラになったじゃないの。まったくもう。
「便秘じゃないっつーの」
「まあまあ、隠さなくても」
笑いながら言われると腹が立つなあ、もう。
「それよりも、千歳からメッセージが来たよ…」
「え?」
「北高祭のチケットが欲しいって…」
わたしに言ってきた時、うやむやな感じで返事をしてたから他の子に頼んだんだ。
「でも、亮との事が有ったでしょ。だから香風に聞いてからにしようと思って。亮ってあの居眠り少女と付き合ってるんだよね?」
端から見れば、どう考えてもあの2人は付き合ってるように見える。でも…
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