33人が本棚に入れています
本棚に追加
/472ページ
千歳がわたしの居ない北高祭に来るかも知れない。その時どうなるかわからない。何も起きないかも知れないけど、亮やまどろみさんに何かが起きるかも知れない。それは避けなきゃいけない。わたしが阻止する。北高祭までに千歳と話をして、ここには来ないように説得する…。でも、それでも来てしまったら…。みんなを巻き込みたくないのに巻き込んでしまう。
「千歳のことだな。北高祭に来ると言ってる、大方そんなとこだろう」
「…はい。わたしが原因を作ったのに、みんなを巻き込んでしまいそうで…」
「それでひとりで何とかしようと考えている。しかし答えが見つからない。そういうことだな？」
「…はい」
最初のコメントを投稿しよう！