第77話 香風の相談

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「来るか来ないか分からない状態よりも、来るって分かってるほうが良いんじゃないの?何時頃に来るか聞いておけたら尚良し、だね~。それで私たちはあらかじめ千歳の写真を見て顔を覚えておいて、その時間に誰かが入り口付近を見ておくの」 「それ良いかも。あたし撮影係だから当日は演奏の練習はないし、あらかじめ時間が分かれば入り口付近に行っておいて現れたら連絡出来るよ。あとは千歳の顔が分かれば大丈夫ね」  わたしのスマホの中の千歳の写真は、中2の2月まで…それ以降の写真は無い。 「じゃあ千歳にチケットの事と写真のことと、メッセージを送ってみてよ」 「うん…」  わたしはみんなの前で千歳にメッセージを送ってみることになった。
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