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第79話 千歳との再会に向けて
「わたしが北高祭の一般公開日に来れないということを踏まえ、千歳にチケットを渡すときに２人の呪縛に決着を付けます」
「その時、俺も行くよ」
「え、でも…」
「香風が責任を感じていることはよくわかってる。だけど、そんなに抱え込まなくて良いよ。香風はもう充分苦しんだ。そもそも香風が責任を感じることなんて無いんだ。これは俺と千歳の問題で、だから俺が解決する。俺が終わらせる。香風の為でもあるけど、なによりも、まどろみさんの為に」
香風の為に…そんな風に思ってくれてたのね。わたしが感動して言葉を続けようとすると、まどろみさんが言葉を被せてきた。
「亮、私の為に…嬉しいぞ。これで北高祭でもイチャイチャ出来るんだな」
「うん、イチャイチャだ」
わたしの感動を返せ。このバカップル。なんでこれでも付き合ってないとか言うのかなあ。
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