第81話 ブレイクタイム(真知子先生)

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「先生はどうしてこんなにこの同好会に一生懸命なんですか?」 「初めは(てい)で集まった連中だが、部活で3年間を共にするんだ、ダラダラと過ごしても良いが、それでは勿体ない。せっかく係わり合いができたんだ、何かを得て成長して欲しいからなぁ。ここでの36カ月というのはこの先の人生の基盤になる。今やっていることが10年後、30年後、その先の人生を作っていってるんだよ。まさに今だよ。あの時ああしておけば違う人生を歩めたのにと思うよりも、あの時ああしておいて良かったと思えるようになって欲しいんだ」 「まさに今、ですか」 「そうだ。地下アイドルの活動も、やって良かった思えるように頑張りたまえ」 「先生預かりになっている地下アイドルの話はその後どうなってるんですか?」
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