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第89話 晴れてめでたく大円団!…じゃないの?
「それにしてもお前たちは本当に良くやった。千歳の愛情が憎悪に変わってしまわないか心配してたんだが、恐らくはもう大丈夫だ」
「憎悪…」
「そう。憎悪から生まれるものは闇だけだ。そこに明るい未来は無い。さっきまでは千歳が闇の中で壊れてしまい、香風や亮も深く傷を負うという未来も存在してたんだ。でもその未来は無くなった」
お嬢がフフンと笑った。
「ターニングポイントは私が千歳さんを抱き締めたところですね!先生が抱き締めていたらどうなっていたかわかりません!だってお胸が固…」
「こ~し~み~ず~…それ以上言ったら…泣くぞ」
「そしたら私が先生を抱き締めてあげます!」
「いらんっ」
お嬢、それ冗談だよね?中学の時に女の先生と付き合ってた事を知ってるから笑えないよ。
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