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第92話 会場に向かうところからが女子会です
そしてまた次の日。同好会が終わると…。
「亮、今日は女子会が有るんだ」
「女子会か、良いね」
「うん、初めての女子会だ。楽しみだ。それでな亮、会場に向かうところからが女子会なんだ、今日は女子会メンバーで帰っても良いか?」
「もちろんいいよ!会場って?カラオケとか?」
「夙川駅前のマクドナルドだ。あ、そうだ、ポテト祭が同時開催だと聞いた」
あぁ、絶対に宮子が主催者だ。たまに弁当が山盛りのポテトだけの時があって教室をざわつかせている。
「思いっきり楽しんで!」
「うん!楽しんで来る」
漫研終わりの宮子が来た。
「お待たせ~、行っくよ~」
女子会メンバーはバス停に向かった。
「まどろみさん眠くない?立ってて大丈夫?」
バスの中で揺れにフラつくまどろみさん。心配になって、あたしは聞いた。
「学校でたっぷり寝たから大丈夫だ。いつもは亮にしがみついてるからフラつかないんだが、バスってけっこう揺れるな」
「しがみついてるの?」
「うん、コアラみたいな感じで」
バスの中で人目を気にせずしがみついてるのか。あたしもいつかはそんな恋をするのかな。
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