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「りょ、亮はバスケ部じゃなくて本当に良かったのか?中学のときレギュラーだったなら普通は高校でも続けるんじゃないのか?」
「普通か…普通ってみんなと同じってことでしょ、それってつまらない。普通じゃないほうが面白い」
みこは入学式の日を思い出した。
QRコードを表示させている横で、亮は私のことを面白そうだと言っていた。
「面白い…入学式の日に私のことをそう言ってたな。私は普通じゃない、面白いのか?」
「うん、面白い。笑ってしまうってことじゃくて、興味深いってことだよ。だから同好会にも興味をもったんだ」
興味深い…亮が私に興味を持ってるってこと?
みこの顔はさらに赤くなった。
「大丈夫?本当に顔が真っ赤だよ。バス座れるかなあ」
「だ、大丈夫だ」
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